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剣は湖都に燃ゆ: 壬申の乱秘話 (文春文庫 く 1-29)

剣は湖都に燃ゆ: 壬申の乱秘話 (文春文庫 く 1-29)

剣は湖都に燃ゆ: 壬申の乱秘話 (文春文庫 く 1-29)

作家
黒岩重吾
出版社
文藝春秋
発売日
1993-01-10
ISBN
9784167182298
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剣は湖都に燃ゆ: 壬申の乱秘話 (文春文庫 く 1-29) / 感想・レビュー

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あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ·天久鷹央·かくりよ·多聞くんと続々アニメ最高です!!(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

壬申の乱の裏側。大海人皇子の舎人"土師連石積(はじのむらじいわづみ)" の話。しかし、この方は『日本書紀』に登場しない程の謎の人(¯―¯٥)もう少しルビが多いと助かるんだけどなぁ〜(¯―¯٥)

2019/11/09

BIN

壬申の乱の前後で大海人皇子近辺の人(舎人など)を主人公とした短編集。多くは舎人たちの恋の話と舎人や間者としての生活が描かれている。まさに番外編、裏舞台でした。それにしても何かしら記紀に記述が多少なりともありそうな書き方なので、最後に「日本書紀は記述していない」のような一言が好き。

2020/03/19

アン

★4、5  古代史最大の戦争と言われている「壬申の乱」 黒岩さんの「天の川の太陽」番外編とも言える5作の短編集。大海人に使える舎人の恋、近江朝の間者としても大海人のもとに潜り込んだ舎人が大海人に惹かれていく結末や、近江朝と大海人の側にそれぞれ立った立派な武人の戦いなど、物語とはいえ古代人は今とは考えられもしないぐらい強い気持ちを持って、信じるものへの忠義を燃やし、必死に生きて愛し、悩み、死んでいっただろうなと感動するストーリーだった。

2015/01/10

ひろ

壬申の乱の脇役たちの、あったかもしれない、ほぼ悲恋短編集。そりゃあ、戦が日常茶飯事だったとは言え、だからこその命懸けの恋もたくさんあっただろう。でもいろんな危険に囲まれ、死と隣り合わせの時代。死だけが別れの原因となったものも数え切れないとも思う。平和な現代よりも恋はドラマティックだったに違いない。

2023/12/26

Jun Shino

壬申の乱前後、天智天皇サイドも吉野に落ちた大海人皇子も間者を潜り込ませ、大海人は周辺の豪族を味方につけようと工作していた。権謀術策に従事した舎人たちの恋。白村江の戦いで敗れ国際的にも国内的にもきな臭い中、舎人たちの想いと時代の成り行き。古代に舞台を移した江戸時代劇のような短編集。面白かった。

2019/02/04

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