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弓削道鏡 下 (文春文庫 く 1-31)

弓削道鏡 下 (文春文庫 く 1-31)

弓削道鏡 下 (文春文庫 く 1-31)

作家
黒岩重吾
出版社
文藝春秋
発売日
1995-06-10
ISBN
9784167182311
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弓削道鏡 下 (文春文庫 く 1-31) / 感想・レビュー

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BIN

下巻の前半は藤原仲麻呂VS女帝&道鏡の権力闘争、後半は法王そして天皇位へと突き進むも、一貫して女帝との純愛っぷりは半端ない。ここまで愛し愛されたらもう好きにさせてやってくれといいたくなります。よくあることですが道鏡以外の弓削一族は小物だったのは痛い。この道鏡は野心あふれる白い道鏡で面白かったですが、次はどす黒い道鏡も読んでみたい気がします(あるかな?)。もしくは格好いい爺である吉備真備ものも読んでみたい。

2016/02/13

くっちゃ

宿敵仲麻呂を倒し、遂には法王にまで上り詰めた道鏡。だが権力欲には限りというものがなく、道鏡はそうなることを恐れつつも天皇位までも望んでしまうようになる。そして女帝を愛しつつも、彼女と供にいることに慣れてしまい、かつてのような雲の上の人物に手が届いた悦楽感も無くしてしまう。しかし清麻呂により神託を否定され、天皇位への野望が露と消えた時、道鏡に残されたのはただ1日も長く女帝との一時を過ごしたいという思いだけだった。確かに迫る破滅を前に道鏡が辿り着いた境地。彼が真の意味で俗人を超越した瞬間に深い感動を覚えた

2017/09/12

大阪魂

道鏡ってもっと悪いやつとおもてたんやけどなあー天皇とか法王とかも孝謙称徳女帝との愛やからゆわれたら、そうかなあっておもてしもた!でも、歴史の勉強もそーやけど、藤原仲麻呂とか吉備真備とかの動き方、むっちゃ勉強になるわー世の中なるようになるけど、大事なところは時の流れをしっかりおさえとかんと、一瞬見逃しただけで転がり落ちてくんやねー(>_<) また古代史楽しみにしとこ

2016/07/17

秋乃みかく

★★★★☆ 法王にまで上り詰め、さらに天皇位まで望んだ道鏡。読む前はあまりイメージが良くない人物だったけど、この小説では道鏡が女帝をたぶらかしたのではなく、女帝が純粋に道鏡に溺れたという設定で描いていたので、まあ少しはイメージ良くなったかも(^^)結局政治が絡むから二人の色恋沙汰がややこしくなっちゃったのねみたいな(笑)岡山県民には馴染み深い和気清麻呂と吉備真備についてもこの時代の人だったのねと勉強になりました(^^)

2015/02/13

まりこ

道鏡と女帝の恋愛。純愛なのかどうかはさておき、二人の気持ちは何度も同じ繰返しがあり飽きてきた。恋愛や政治にもう少し色んな感情や描写があると読みやすかったかも。吉備真備についてももっと読みたかった。天皇家の血統でない道鏡に天皇位まで譲ることは、凄い決意だが、物足りなかった。

2017/07/12

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