影刀: 壬申の乱ロマン (文春文庫 く 1-32)
影刀: 壬申の乱ロマン (文春文庫 く 1-32) / 感想・レビュー
RASCAL
黒岩重吾さんの歴史小説25冊目は、壬申の乱にまつわる短編集。「天の川の太陽」を読んだ勢いで一気読みしました。黒岩さんの創作部分が多いんだと思うけど、まあ、まずまず面白かったかな。
2013/07/22
まえぞう
好きな作家の著作を整理していたら、亡くなった黒岩重吾さんの古代史ものに読んでいないのがあることを発見。早速、Amazonで取り寄せました。これは短編集ですが、久しぶりに長編を何冊か読み返してみたくなりました。やっぱり、天の川の太陽あたりでしょうかね、それとも弓削道鏡か。
2021/07/18
BIN
壬申の乱のモブキャラの方を主人公にした短編集7編。うち1編は壬申の乱ではなく、物部守屋の猛将の話なので少し違う。短編集だからもっと大友皇子側が欲しかったけど、大友皇子とその妻でかつ大海人皇子の娘である十市皇后の2編があったからいいでしょう。十市皇后の最後に大友皇子と初めて想いが通じ合った話である別離が一番良かった。守屋の猛将捕鳥部万の白犬、史実として残っていたびっくり。
2018/12/28
himawa
黒岩作品再読。ほんといい。「霧の慟哭」「別離」「補鳥部万の死」と物部・蘇我との関係が緊迫した状況。赤檮と万の戦い、マシロとの最後...。この時代も現代もみんな頑張っているんだと思えた。
2013/12/12
yuzi
古代史小説の代名詞・黒岩重吾による壬申の乱にまつわる短篇集。うち6篇の登場人物は大友皇子方、大海人皇子方の貴賤問わず様々。残り1篇は蘇我・物部の戦いに登場する武将の話だったが、どれも秀逸。個人的には解説者の郷原さんもおっしゃっているが大友と十市を描いた「別離」がよかった。これぞ古代ロマン。電車で泣きました。物部方の武将・万とその忠実な友だった白犬の絆を描いた「捕鳥部万の死」も泣いた。おすすめ。この作家さん初めてでしたが、他の作品にも手を出していこうと思いました。
2018/06/30
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