鬼道の女王 卑弥呼 上 (文春文庫 く 1-33)
鬼道の女王 卑弥呼 上 (文春文庫 く 1-33) / 感想・レビュー
さら
卑弥呼については神秘的というぐらいしか持つイメージがありませんでしたが、こうして物語として読むと、そういうこともあったのかもと身近に感じられるようになりました。ただ、巫女といえば生涯を神に捧げるものという概念があるので、この卑弥呼が随分と生々しい気がしてしまいました。物語前半は卑弥呼の父の中国遠征が書かれていて、巻頭の地図を見ながら読んだせいか、読むのに時間がかかってしまいました^^;
2013/05/22
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**古史古伝・上巻**感想は下巻でまとめます。
2013/06/20
くっちゃ
まさかあの三國志の孫堅に鎮圧された許昌の乱を絡めてくるとは…。冒頭からかなり驚かされた。しかもこの時代、中国大陸の南、会稽の辺りに倭国人が大勢住んでいたいたという事実が、発掘された摶からハッキリしているということに、更に衝撃を受けた。朝鮮半島の人々とのかかわり合い方も含めて、当時の倭国の国際関係の認識を改めさせられた。しかしながら膨大な記述の事実を駆使することで、想像部分もあながち絵空事に感じさせないところが凄い
2017/04/27
BIN
神秘的な巫女のイメージしか無い卑弥呼をどう描くのか気になってました。中国に生まれ、黄巾の乱から倭国へ逃れ、九州で邪馬台国を作る形です。やっぱり近畿より九州の方が説得力あるよな。割拠している国の王を信者にして一つの国にまとめようというのは面白い。ほとんど想像の産物なんでしょうけど、具体的で良いですね。一人の女性としては生きてはいけない切ないところも描くも正直微妙です。上巻は女王になるところまで。
2016/04/05
秋乃みかく
★★★☆☆ まだまだ謎に包まれた邪馬台国の時代を黒岩さんはどう描いているんだろう…と興味津々で手に取ってみた。物語が中国大陸から始まるのが面白い!しかも三国志でもおなじみ黄巾の乱なども絡んでいたのでとても話に入りやすかったかな。でも倭国へ帰ったヒミコが優れた神託の力で信者をどんどん増やしていくのはなんだか新興宗教の教祖みたいだなぁ~なんて思ってしまった(笑)父王が亡くなりいよいよヒミコが邪馬台国の頂点に!というところでさあ下巻へ。
2015/06/29
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