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遠い約束 (文春文庫 184-5)

遠い約束 (文春文庫 184-5)

遠い約束 (文春文庫 184-5)

作家
夏樹静子
出版社
文藝春秋
発売日
1980-10-01
ISBN
9784167184056
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遠い約束 (文春文庫 184-5) / 感想・レビュー

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ヨーコ・オクダ

生命保険会社のアレコレを絡めたミステリ。よく在りがちな使い方やと、自殺では保険金が支払われない点をポイントに、偽装やら殺人が起こって…て感じやけど、本作品では「告知義務違反」という点から問題がブワーッと広がっていく。保険会社VS契約者である一個人のトラブルが、保険会社の社員間のトラブル、金融機関としての保険会社VS融資先の企業とのトラブル等々と連鎖していき、いろんな面からマイナス要素、歪みを眺めることができる社会派推理系。読み終えてからタイトルの意味を考えると、エモいなぁ。。。

2022/11/11

さざなみ

大活字本で読み終える。 私がアフラックのがん保険を契約したのが40年ほど前、ちょうどこの本が書かれたころで外国資本のがん保険のこともチラッと出てくる。今、その当時の契約のままだと保証はわずか。生命保険の好きな日本人はあまりにも安易に保険に加入してるようだ。もう手遅れだが生命保険について良い勉強になった。作品の良し悪しは別にして・・・・・・

2021/09/13

おさむん

再読。生命保険業界を描いた社会派ミステリー。生命保険の保険金が殺人の動機としてミステリーによく登場しますが、夏樹静子氏は、別の切り込み方はないものか、と考えた。(あとがきによると) 生命保険は「(いのちの値段をめぐる)遠い約束」。タイトルが素敵だと思いました。もちろん中身も名作です。

2020/11/04

kanamori

☆☆★

2011/10/18

kodamatsukimi

35年ほど前の生命保険会社を舞台にしたミステリ ミステリとしてお話がすごいとかはないが 社会派らしく現代社会の闇とかいうような評論方向へ無駄に逸れることなく さっくり読める味付けは良い感じ

2014/01/24

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