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花を捨てる女 (文春文庫 な 1-27)

花を捨てる女 (文春文庫 な 1-27)

花を捨てる女 (文春文庫 な 1-27)

作家
夏樹静子
出版社
文藝春秋
発売日
2003-11-01
ISBN
9784167184278
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花を捨てる女 (文春文庫 な 1-27) / 感想・レビュー

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すきま風

やられたー!このどんでん返しに続くどんでん返しの巧妙さ。夏樹さんだからこそ描ける短編ミステリ集でした。普通のどこにでもいる人々が犯罪に手を染める動機なんて、こんな風にとても単純なものなのかもしれません。尽くす女、家族写真と特に三通の遺言にはすっかり騙されました。面白い!

2017/07/19

れん

どの短編も読み応えがありました。単純な推理小説ではなく、誰もが心の奥底に持っている嫉妬、虚栄、不信などを織り交ぜた作品でした。私が若い頃から、大好きな作家の夏樹静子さんです。訃報に驚きました。ご冥福をお祈りします。

2016/03/23

どの作品も緻密な計画、でも思いも寄らない一片によって崩れていく過程が見事。割り切れる手口と割り切れない動機の対比もすごかった。トリックも心理も読んでて面白い。

2015/02/02

てつじろう

ショートショートみたいな感じでスラスラ読める作品でした。『三通の遺言』が1番面白く、約60ページの中にトリックや心理描写を見事に盛り込んでいてグイグイ引き込まれました。

2011/07/19

AZ

お風呂読書で再読。悲しい女の情念を描かせると本当にうまい作家さんだと思います。推理小説を何度も読んで面白いの?と聞かれたことがありますが、トリックだけでない面白さがあれば何度読んでも面白いものです。

2008/10/25

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