四文字の殺意 (文春文庫 な 1-29)
四文字の殺意 (文春文庫 な 1-29) / 感想・レビュー
瑪瑙(サードニックス)
義母の本棚から借りました。『ひめごと』『ほころび』『ぬれぎぬ』『うらぐち』『やぶへび』『あやまち』の6編。不倫がらみの話が多い。『ひめごと』私にとってはあり得ない話。『ほころび』は家庭を顧みない夫にたいしてした妻のいたずらにちょっと溜飲が下がった。『ぬれぎぬ』柴犬のタローに拍手。『うらぐち』それは御利益がないと思われても仕方がない。『やぶへび』は慎重な人ほど陥るものに面白さを感じた。『あやまち』平凡な日常ほど幸せな事はないと、私には思えるのだけれどもそれでは満足できない種類の人がいるのだなと思った。
2021/05/15
coco夏ko10角
6つの作品収録の短編集。『ほころび』と『ぬれぎぬ』が特によかった。 ひめごと/ほころび/ぬれぎぬ/うらぐち/やぶへび/あやまち
2020/10/24
みぃすけ
読みやすい文章で、人間描写もきちんとしているのに…なんでしょう?小説というより新聞記事を読んでいるようなこの違和感は…。あまりにも淡々としすぎなのかな?私にはあんまり合いませんでした。
2016/09/08
ZEPPELIN
6つの短編集。人間の裏の顔を描いた内容で、火サスや土ワイの原作と言われても違和感なし。平仮名4文字の各タイトルもなかなか上手い。短編だけに色々と情報が足りなかったり、話の流れ者速いので、自分で犯人を当てようと思ってもかなり難しい。あくまでも息抜き程度に読むべき本
2014/07/22
もあ
殺された母親が隠していた意外な人間関係が犯人探しの鍵となる「ひめごと」、謎の死を遂げた音楽家をめぐる女たちの葛藤を描く「あやまち」ほか、「ほころび」「ぬれぎぬ」「うらぐち」「やぶへび」と、心の闇をゆさぶられ、思わぬ事件にはまりこんでいく人間の心理を四文字の言葉に託して描いた傑作ミステリー小説六編を収録。
2018/09/21
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