隠し剣孤影抄 (文春文庫)
隠し剣孤影抄 (文春文庫) / 感想・レビュー
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
2004年 1月15日 36刷。。。これは非常に面白かった。「鳥刺し」や「鬼の爪」なぞ映画になったりしたものも多い。剣の緊迫感、武士や百姓の生活、ちょっとしたエロスなどいうことがない。しかも短編読みやすい。
2021/02/16
ぱちょ
古い言葉や、お役目などちょい難しかったけど、おもしろかった。男女、上下関係が交差して読みごたえがあった。
2022/09/01
さざなみ
痛快な読後感の剣豪小説の短編集。 各編いづれも甲乙つけがたい内容で一気に読ませるテクニックには感激した。 江戸時代のいつごろ化は明記せず、地域は東北地方の小藩での出来事ばかりでところどころ主人公に絡ませる魅力ある女性の描き方も捨てがたい。 あまり、短編小説を好まない私ですがこのような本に出合えたのは幸甚だった。
2020/07/09
レイト
★★★ 歴史物の短編集。各話ともテーマとなる秘剣があり、最後にその秘剣を主人公が繰り出して終わる。と言っても戦闘メインの話ではない。そこには、男と女の関係や上下関係の人間ドラマがある。少し悲運に満ちた展開が多い気もするが、各話とも話が良くまとまっていて面白い。 それにしてもこの時代の人は、侮辱されてカッとなると、すぐに人を斬ってしまう。もう少し後先考えた方がいい
2012/11/21
ひまつぶ市民。
日頃から藤沢ファンを語りながら、実は読んだことのない作品があることに気づき、全作品の通し読みを始めた。短編集であり、何度も読んだことのある本でありながら、展開を案じてゾクゾクしてしまう。隠し剣シリーズに現れる人間たちの悲哀には、心を惹き付けてやまぬものがある。
2018/01/27
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