白き瓶: 小説長塚節 (文春文庫 ふ 1-22)
白き瓶: 小説長塚節 (文春文庫 ふ 1-22) / 感想・レビュー
tnyak
旅と作歌に身体を捧げた長塚節の半生を描いた力作だ。
2023/08/14
かみふうせん
長塚節という人の話。歌人・小説家。グーグルで見たらとても優しそうな日本美男子。若くして亡くなってしまった。歌の為、旅好きの為、高熱なのに旅して周る、今のコロナの時代では考えられない行動。今の時代に生きていたら若くして亡くなる事も無かったんじゃないかな。
2021/02/18
tnyak
長塚節の生涯を描いた力作。
2021/06/22
大川 宏
藤沢周平を読んできて、「白き瓶」読了。 本に解説は基本的に不要と考えている。しかし、清水房雄の解説は素晴らしく、「骨の折れる面白さ」とは正にこの本を表し過不足がない。歌心がないので、歌の部分は未消化になるのはこちらの責任。藤沢周平作品としては異色に見られそうだが、外せない作品だろう。短歌も知らねばと思うし「土」も読まねばなるまい。
2016/08/18
kj54
長塚節の伝記小説。多くの資料をもとにした引用も多く、正直読みにくくななめ読みの部分も。それでも節の一種清廉で短い生涯は強く心を打つ。以下余談。思いの外下野・常陸あたりの農村の情景が印象に残った。「土」も読んでみようかな(挫折しそう)。さらに余談。伊藤左千夫はどこへ出てきても強烈。終盤まで節と左千夫のねじれた友情がメインに感じた。さらに左千夫については「用心棒月日抄」の細谷を思い出してしようがなかった。
2014/06/05
感想・レビューをもっと見る