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峠の群像 1 (文春文庫 193-7)

峠の群像 1 (文春文庫 193-7)

峠の群像 1 (文春文庫 193-7)

作家
堺屋太一
出版社
文藝春秋
発売日
1986-12-01
ISBN
9784167193072
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峠の群像 1 (文春文庫 193-7) / 感想・レビュー

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金吾

○忠臣蔵の赤穂藩を扱っていますが、経済的な解説が強くなかなか面白い話です。大石内蔵助はまだ昼行灯ですが、松山城摂取でやや才覚をあげています。

2023/07/03

フミ

経済小説で定評のある作者様の「江戸・元禄時代解説」な感じの小説です。全4巻のクライマックスが赤穂浪士事件なようですが、1巻はまだ、松の廊下の事件の6年前で、赤穗藩の秀才が、お金お金とウンウン言いつつ、塩業の改革をしています。「宗教じみた理想主義に走る将軍家」「武士階級にあまりに不利な経済社会でもがく赤穗藩」「赤穗藩の改革を通じて儲ける大坂の商人」「大坂商人の娘が楽しむ元禄文化」と、文字通り「群像劇」な作りで、情報密度が高く、難解な部分も有りますが、社会好きには面白い作品です。将軍・綱吉がムカつきますね…。

2024/10/25

こすとがいん

忠臣蔵なんですが、石野七郎次さんが主人公。今後の活躍に期待!

2015/08/28

こすとがいん・その2

再読。令和の今も、元禄も、やっぱりお金は大事(^^)私の両親が就職先は「自分のしたい仕事を選ぶのが良い」なんて、言われた記憶がある。その時、放送されていた大河ドラマがこれであったのか?

2022/11/10

BIN

忠臣蔵の話で1巻は刃傷事件より更に前の高田馬場の決闘や備中松山城の接収などが書かれており、他書にはあまり見られないことなので良い。当時の諸大名は貧乏で、赤穂藩はなんとか塩で頑張ろうと不遇な経済官僚や下っ端役人の奮闘が描かれている。大石内蔵助はほとんど登場しないが松山城の接収の手際は見事なものなのにまだ昼行灯と言われるのかとちょっと不思議に思った。2巻で殿中刃傷事件だろうか、楽しみです。

2016/12/10

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