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紫のアリス (文春文庫 し 34-1)

紫のアリス (文春文庫 し 34-1)

紫のアリス (文春文庫 し 34-1)

作家
柴田よしき
出版社
文藝春秋
発売日
2000-11-10
ISBN
9784167203078
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紫のアリス (文春文庫 し 34-1) / 感想・レビュー

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にいにい

久々の柴田よしきさん。「不思議の国のアリス」になぞらえて、現実と悪夢が、現在と過去で、交差する物語。読者は、どこで真実が語られているのか分からない不思議の国を漂い、主人公は鏡の国へ。なかなかなオチ。小さな不安を広がらせ、うさぎ、帽子屋、お茶会、薔薇。メルヘン仕立てに、死が彩られる。関係者が裏で繋がり過ぎで、仕立ても、回りくどい。また、都合良く忘れ過ぎだから、分かりにくい展開だけど、これは、そんな世界を楽しむ一冊。菊子おばあさんは、お見通し?だったのだろうから。さらっと読めて、楽しめた。

2017/08/22

yu

koboにて読了。 女の人って怖い・・・。友達であっても、どこか相手より優位に立つということを、考えているものなんだろうか。。。恐ろしい。迂闊なことはできないなと思ってしまった。 逆に、菊子さんは本当に優しい人なんだと思う。越智さんは菊子さんまでがどうして?と思ったみたいだが、彼女はきっとネガティブな思いで行動したわけではなかったと思う。ちょっと菊子さんの気持ちがわからなくもないかな。 展開が気になりすぎて、久しぶりに一気読みしてしまった。

2013/05/25

Yuna Ioki☆

487-119-35 タイトルからファンタジーだと思い込んでました(;´∀`)物凄くスケールの大きな騙しのお話でした(笑)読了感はもやもやを覚悟で読むべし(笑)

2014/03/24

momi

まあまあ面白かったです!!心理的には怖い話ですよね〜。惹きつけられて一気読みです…。話の始まりは…ある晩主人公の女性が頭に長い二つの耳を生やし二本足で歩く人間ほどの大きさの奇妙なウサギと、そこに転がっている死体を見てしまう…。あれは夢だったのか…。「不思議な国のアリス」になぞられて書かれているこの作品。「アリス」がどうかかわってくるのか、自分のまわりで人が死んで行く…。十五年前のある事件がまとわり付いてくる…。真相を早く知りたくて先に先に止まらなくなりました!どちらかと言うと女性に好まれる作品だと思います

2013/09/24

ぶんこ

紗季さんの精神が破綻していったのは、結局15年前の親友の事故が、自分のせいだという罪悪感からだった・・ということでしょうか? 新田さんが、癌で余命いくばくも無くなって、復習にはしるのはわかるのですが、菊子さんまでが、一緒に毒を飲んだのがとっても残念です。

2014/03/07

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