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不思議の果実 (文春文庫 さ 2-11)

不思議の果実 (文春文庫 さ 2-11)

不思議の果実 (文春文庫 さ 2-11)

作家
沢木耕太郎
出版社
文藝春秋
発売日
2000-02-10
ISBN
9784167209117
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不思議の果実 (文春文庫 さ 2-11) / 感想・レビュー

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ふじさん

インタビューの役割とは?相手の内部の言葉の湖に、水路をつなげることかもしれない…。彼のスタイルが垣間見れる。「女優」の吉永小百合のインタヴィュー、常に普通を意識した生き方が浮き彫りになる。「秋のテープ」の美空ひばり、スーパースターの知られざる素顔が垣間見れた。「三枚の写真」では、戦争写真家のキャパの伝記を翻訳する仕事を得て、キャパの人間像に問い直す観点から書かれた文書が読ませる。キャパの生き方を再認識するきっかけを貰えた。「持てる者と持たざる者と」は、「一瞬の夏」のカシアス内藤の話、後日談もあり読めた。

2023/09/18

よし

沢木の魅力とは、「その自由な発想、たくましい生き方、さらにさまざまな世界に入り込み、それを巧みに表現していくその姿。」「偶然は誰にでも訪れる。その偶然にどう反応するかで、その後の人生が大きく変わってくる。」それを体現した人といくことか。「持てる者と持たざる者」はおもしろかった。カシアス内藤が、なぜ世界チャンピオンにならなかったか。アリがフォアマンに勝った奇跡の試合と比べていく。 「三枚の写真」で、ロバート.キャパの人生をみごとに切り取ってしまう筆の確かさ。やはり今度も引き込まれていく。

2019/07/25

ちんれん

かっこいい文章が続く内容。簡単なエッセイで、通勤中に読んだ。旅、映画、女優、読んだ後に文章が書きたくなるかっこよさがある。

2010/09/19

Yasutaka Nishimoto

インタビューにまつわるエッセイ。芸能人からスポーツ選手まで幅広い。ヘルシンキの世界陸上、ロサンゼルスオリンピック、カシアス内藤との関わりが面白く読めた。

2018/07/28

ドナルド@灯れ松明の火

【後日追記】沢木得意のインタビューエッセイ。しかも後半は彼なりの映画評論が沢山掲載されていてお得感があった。インタビュもすごくスキルが必要だし、それをまたこのようにエッセイに表せるなんて・・・

2008/11/14

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