KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

事件の年輪 (文春文庫 さ 3-25)

事件の年輪 (文春文庫 さ 3-25)

事件の年輪 (文春文庫 さ 3-25)

作家
佐野洋
出版社
文藝春秋
発売日
2007-11-09
ISBN
9784167214258
amazonで購入する Kindle版を購入する

事件の年輪 (文春文庫 さ 3-25) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

セウテス

晩年を向かえ、自分の人生を振り返る男たちが、過去に見えていた事実と違う真相に気がつく10話の短編集。生き甲斐、介護、相続などの老いというものにテーマを当てている。ある日突然刑事が家を訪れ、殺人未遂の犯人が逮捕されて告げた名前や住所が、私だったら。ある日突然電車に乗っていたら、この人痴漢ですと手を捕まれたら。考えれば恐ろしい事だが、果たして起こらない言える程、遠い世界の事なのか。本作は淡々と読ませる文章、何処にでも居る身近な普通の人が、ある日一寸した事から犯罪を犯してしまう、そんな物語にやるせなくなります。

2017/10/25

秀玉

佐野さんは短編ミステリーが主。何冊も読んだが思い出せないものも多い。これも痴漢の冤罪だが、壮年男性が見えない恐怖がどこに結末するのかが思い出せない。佐野さんものは再読ですね。探しますか。

2021/08/06

さるきち

以前の切込みの鋭さは少なくなったかなと思われるが、文章の読みやすさとなめらかさは著者ならではのものがある。若干ストーリーに納得いかない面もあったが。男同士の関係から殺人にまでいたるか・・・?

2014/11/29

トライ

読みやすくてつるつる読んだ。腹八分目という感じです。登場人物がみんな老人でした。

2009/11/16

朱音

短編集。この本は登場人物が年配(ご老人)であるところが折鶴元刑事シリーズにもちょっと通じるところがあるかな。往年の迫力?はないけれど、読みやすさが健在なのはさすが。

2008/02/02

感想・レビューをもっと見る