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鮫とジュース (文春文庫 キ 6-3)

鮫とジュース (文春文庫 キ 6-3)

鮫とジュース (文春文庫 キ 6-3)

作家
ロバート・キャンベル
Robert Campbell
東江一紀
出版社
文藝春秋
発売日
1993-10-01
ISBN
9784167218126
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鮫とジュース (文春文庫 キ 6-3) / 感想・レビュー

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harass

十数年前に読み飛ばしていたのを再読。読書力が上がっているためか非常に面白く読めた。亡くなった翻訳家東江一紀が思い入れたっぷりの訳者あとがき。原書1989年。ハリウッドを舞台の群像劇。私利私欲むき出しの連中ばかりで小気味よく、えげつない会話が持ち味。どう話が転ぶのかと実に個性的な登場人物たちの顛末はと、まあ予定調和でだいたい予測はつくのだが、なかなか良い読み物だった。しがなく世知辛い悲喜劇というべきか。同名ライターがいてちょっと紛らわしいがほかの作品も読みたくなった。レナード好きならぜひ。

2018/12/11

tom

東江一紀の名訳の一冊ということで借りて来る。情けない男たちばかりが登場しする犯罪小説。そういった男たちの珍妙な会話を、東江さんは訳し続ける。たぶん楽しみながら、原書の雰囲気を醸し出そうとしていたのだろう。名訳かどうかは、分からないけれど、文章を追いかけるのは楽しい。最後のオチには、なるほど、こう来たかという感じ。ただし、ストーリー自体は、一世代前のミステリー。たぶん、埋もれてしまう翻訳書。こういうところが、翻訳という仕事の切なさかもしれない。

2019/06/04

熊猫

しがない男と女と金の話。 ギャングとか刑事とかギャンブラーとか出てくるけど、主人公はお金。 でも決してキャラクタの描写がおざなりなわけではなく、金に対するあれこれで個性を浮き立たせていて、それがまた立派なクズっぷり。呆れる他ない。 そして東江さんの訳文、歯切れが良くてリズミカルで、このどうしようもない人たちが走り回る小説にピッタリだなぁ。

2014/08/25

おもち

なんだかエルモア・レナードを読んでいる錯覚に。軽くてスラスラ読める。

2012/05/22

かしわもち

なぜこの本を探してまで買ったのか思い出せない。

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