先達の御意見 (文春文庫 さ 29-2)
先達の御意見 (文春文庫 さ 29-2) / 感想・レビュー
アズル
最後の香山リカさんとの対談を読んで、高野文子さんの「るきさん」を思い出しました。自分が負け犬だけど、勝ち組ではないから、酒井さんの言い分に共感できないところもありました。
2015/05/08
Shinobi Nao
かの「負け犬の遠吠え」で一躍有名になった酒井さんと、負け犬(または元・負け犬)の先輩たちとの対談集。挙げたらきりがないくらい「ああっ!(だからわたしは負け犬なんだ…)」と声を漏らしそうになる箇所が随所にあり、身につまされる思いで、しかし同時に、負け犬の自由さを改めて感じながら読んだ。負け犬イコール負け組ではない。なんと心強いお言葉!
2018/03/29
イワハシ
『負け犬の遠吠え』で一発当てた頃に出した対談集。同じような話ばかりでイマイチ。阿川佐和子がいっこも自分のことを語ってないのが面白かった
2023/09/09
ドナルド@灯れ松明の火
「負け犬の遠吠え」を出版した後に、独身もしくは独身時代の長かった先輩女性作家達+男性作家1名との対談集。軽い対談集だと思っていたら、なかなかどうして凄い本になっている。男性の軟弱化、少子化の真因などが語られていて、結婚相手に妥協しない負け犬たちは深く考えているんだなと感じた。
2011/10/27
cithara
著者は本書が編まれた時点で、すでに自分は結婚しないと決めつけてしまったかのように見える。彼女は有名大学を卒業し、有名企業に就職している。在学中に「オリーブ」なんていうおシャレ雑誌に記事を書いているし、私からすると「勝ち犬(組)」人生を歩んでいるようにしか見えないのだが。なまじ『負け犬の遠吠え』が売れてしまったものだから、編集者に自らの「負けっぷり」を語るように強制されたのかしら? 本書の「先達」の皆さんは世間的に有名になっただけで、本人たちは自分のことを「勝ち組」だとは思ってないかも知れない。
2013/04/26
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