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制服概論 (文春文庫 さ 29-3)

制服概論 (文春文庫 さ 29-3)

制服概論 (文春文庫 さ 29-3)

作家
酒井順子
出版社
文藝春秋
発売日
2009-01-09
ISBN
9784167228088
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制服概論 (文春文庫 さ 29-3) / 感想・レビュー

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isao_key

調査や統計に基づいたデータは使っておらず、ミーハー的な感情や願望など主観によって書かれているが、意外となるほどと思わせる記述もある。例えば、学ランは、どうしようもない男子を普通に見せ、普通の男子を格好よく見せる力を持っている。学ランの元は軍服だそうだが、軍服は「何かを我慢している」ように見え、耐えている感じが凛々しさを与える。また女子高生がスカートを短くする理由について、女子高生であることの価値には、性的な価値も含まれているということがわかり、世間が見たがっているから見せるようになったと分析している。

2016/09/23

小日向小媛

制服、やっぱいいな。人間の「群れたい」本能、「しばられたい」本能いい感じについてこられてたんだなぁと。しみじみ制服について考える。

2014/07/22

ごえもん

これは面白かった!世の中、様々な制服があるけど、制服と言って思い浮かぶのは「看護師」「キャビンアテンダント」「学生服」「セーラー服」。。。でも、それぞれに作者の主観があって、それが新鮮で面白く読めちゃう作品です。自分を殺して制約のある立場での制服がいいと言う発想は言われてみたらそうなのかもしれません。特に、隠すバランスが世界遺産級の「宝塚音楽学校」の制服とそれをまとう生徒さんの行動の描写は私でも一度宝塚で通学姿を見たいと思いました(笑)お薦めの一冊。

2015/08/02

yamatoshiuruhashi

初酒井順子。著者名知らなかったけど「負け犬」というネーミングの概念を言い出した人と聞けばよく解る。制服好きの制服好きによる本。でも制服好きでなくても楽しめる。「制服」をかくも高尚な考察の対象にできることが凄い!! でもところどころ、その制服を着ている人の仕事に対して、従事者本人たちと著者が望む「制服者」の意識のずれもあり面白い。(特に建設関連でそう感じた)。男が「制服好き」だというと、ウヨクだとかロリコンだとか言われそうだが、女が言うと新境地を開いたようで羨ましい。

2015/03/08

朱音

制服って着崩さないのが実は一番かっこいいんだけど、着せられてる時は着崩すんだよなぁ。長くしたり短くしたり。私も好きだけど、私以上に制服好きな友人がいる。息子に詰襟を着せるのが夢だったが彼は制服のない一貫校に入ってしまった。残念。

2009/10/07

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