北條早雲 3 (文春文庫 さ 5-5)
北條早雲 3 (文春文庫 さ 5-5) / 感想・レビュー
東森久利斗
山田風太郎? かと錯覚するほどの○○、××な内容。早乙女貢への硬派な男一匹的印象が覆る。驚き、赤面?、それでも、やっぱり興味津々、最後は食傷気味で飛ばし読み。本来、上中下巻レベルで済んだはず。編集者の欲と入れ知恵で、無理やり原稿枚数を増やされたのかも・・・、と好きな作家だけに擁護しておこう。後北篠氏の成り立ちが良く分かる。
2020/08/04
カズザク
一介の浪人から、城持ちの殿に。大道芸人を使った奇策で城を乗っ取り…ん?他にも同じような話を聞いたことがあるような?作り物とわかっていても、話が出来すぎ?準備万端で駿府城を奪取も、大きな力に上から圧迫され、目的達成の直前で断念。力の時代…戦国時代への過渡期のため、伝統・格式・位階…見えない力(亡霊のようなもの?)に屈する。これにめげず、また力を蓄えチャンスを伺う気の長い、長期視野の新九郎に脱帽。少し早い時代にうまれてしまった新九郎…あと50年遅く生まれていたら、もっと歴史に名を残す英雄に?って考えてしまう。
2018/08/15
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