ロックシンガーは闇に沈む (文春文庫 235-10)
ロックシンガーは闇に沈む (文春文庫 235-10) / 感想・レビュー
詩界 -うたか-
■ロックシンガーは闇に沈む/ロックシンガーのレベッカが狙撃された……■描写に気持ち悪さを残さない心地良い文体、そして10作目?だからかしっかりとクオリティの上がった作品であり、カネリがめちゃくちゃ格好良く光る瞬間である。リヴォルバーがよく出てくる日本との世界観が違うから、飲み込めないけどもっと洋書も触れて世界が飲み込めて風景が想像出来るようになりたい。そして今野さんの「影響されたところ」がジワジワと分かり、「ああ……」となりました。安積ファンなら、読んでみるのも有り◎!!
2019/08/11
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
☆×3.5…この作品はミステリーだけれども読みなれている人にはある意味ありげな事柄が出てきた時点で犯人がひとりのみ、となってしまうのであまり謎解き要素はないと見てもよさそうです。ただし、その犯行が起こるまでの経緯は同情を禁じえないものでしょう。ここまで廃れきった状態では人はおのずとゆがんで言ってしまうというもの。それで禁忌の行動に出てしまえば…すごく後味の悪い事件でした。
2012/08/22
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