宮本武蔵 2 地の巻 (文春文庫 さ 6-15)
宮本武蔵 2 地の巻 (文春文庫 さ 6-15) / 感想・レビュー
旗本多忙
60有余年の歳月を、ただひたすら剣の練磨に生きた人間武蔵の心に迫る連作短編小説第2巻。これは実に面白い。いろんな意味で戦う者の心境がよくわかる。最終8巻の後書きを読んでから、本作品を読むと味わいも深いかもしれない。四国以外は旅をさせたと著者は書いてる、実際の武蔵がどう歩いたかは知る由もないが、無敵の武蔵像のエピソードを網羅している。読み切りという形式が、内容を一段と面白くしている。後々に3巻に入る。
2018/08/25
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