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テレビの黄金時代 (文春文庫)

テレビの黄金時代 (文春文庫)

テレビの黄金時代 (文春文庫)

作家
小林信彦
出版社
文藝春秋
発売日
2005-11-10
ISBN
9784167256173
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テレビの黄金時代 (文春文庫) / 感想・レビュー

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kinkin

著者が見て関わってきたテレビの草創期から黄金時代、黄金時代の終焉まで。テレビ番組って何だろう、最近の番組を見て感じることが多い。バラエティ番組の多さに辟易としてテレビをあまり見ない。とにかくうるさく感じるのだ。昔はよかったとは言わないまでも工夫を感じないなー。クレージーキャッツやドリフターズ、11PMやゲバゲバ90分他懐かしい番組のことも描かれている。著者いわくテレビの黄金時代は1972~73年頃に終わったということだ。図書館本

2017/04/07

サーフ

読む前は「草創期のテレビ史」を描いた作品と思っていたがいざ読んでみると「筆者が体験した草創期・黄金時代のテレビ番組の裏側」を描いた作品だった。街頭テレビが町中にあった時代のテレビ番組を「見た人」の書いたテレビ本は何冊か読んだことあるが「作る側の人」が書いた本は読んだのが今作で初めて。1960年代のバラエティには井原高忠という人が流れを作っていたという事が分かる本。そして新人の頃の石坂浩二や小林幸子がサラっと触れられており、今の時代に読むと凄い時代だったんたな…と改めて感じました。

2018/02/15

gtn

名著「日本の喜劇人」からテレビの部分を抽出し、番組の作り手の側から眺めたもの。テレビの黄金時代の終結は、シャボン玉ホリデーが無残な形で最終回となった1972年前後と著者はいう。過ごし方が多様化した今、再びの黄金時代はおそらく来ないだろう。

2018/07/29

ヨーイチ

こういうことをキチンと書ける人はひょっとして最後なのでは。

marua

ゼロからスタートするということはある程度の教養がない人じゃないと始めらないものなのだということを、改めて読んで思った。先達が作り上げたものの表層だけのコピーを繰り返し、テレビは2015年まで来た。時代は変わるとは思いながらも、教養ってなんなんだろうと思わずにはいられない。そして、今のメディア世界は小林信彦のように「自分の見てきたこと」を努めて客観的に書き記す「語り部」がいない。それは幸か不幸か。

2015/07/26

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