最後の日々 下―続・大統領の陰謀 (文春文庫)
最後の日々 下―続・大統領の陰謀 (文春文庫) / 感想・レビュー
paxomnibus
辞任を決めるまでのニクソンがどれだけ悪あがきをしたのか、いっそ見苦しいとさえ思えるドキュメント。しかし彼がやめようとしているアメリカ大統領職は、一瞬たりとも「無」の状況におけない最重要なものなのである。当時の冷戦下、下手すると国の存亡までかかってしまう。 そういう事情が今となってはピンと来なかったのだが、たまたま映画「ウィンストン・チャーチル」を見たら状況は違えど一国のトップに立つ人のその国の存亡をかけた決断がどれ程困難難かというのが多少なりとも理解できた。 ニクソンの場合、自分の事しか考えてなかったが。
2018/04/22
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