雲よ (文春文庫 の 5-6)
雲よ (文春文庫 の 5-6) / 感想・レビュー
saga
【古書】フォトブック。それに相応しい紙質で、カラー写真も多用されている。著者の他のエッセイでも、モノクロ写真が載っているが、カラー写真から伝わる雰囲気は別格だ。特にユーコン川の風景はカラーがいいね。「ユーコンの旅は雲を眺める旅」だから『雲よ』なんだな~。後半の「股旅日記」では日本の川の荒廃と、建設省(当時)の横暴に対し野田節が炸裂! 日本に嫌気がさして、北米の荒野へ志向するのも無理からぬことだ。2001年に書かれた文庫本あとがきが、終の棲家となった徳島から発せられているのも感慨深い。
2023/12/21
ツバメマン★こち亀読破中
ユーコン川をカヤックで下る旅の写真&エッセイ「雲を眺める旅」と、日本の自然、川を見つめるエッセイ「股旅日記」の二篇を収録。いいなぁ~久々にカヤックで遊びたくなってきました~。あと建設省(現国土交通省)のデタラメな河川行政にはホント腹が立つ!現在はどのような状況なのかな?関連する本など読んでみたいと思います。
2015/05/25
たか。
前半を読むと旅に出たくなります。後半は日本の行政にがっかりします。
2011/12/05
白山岩魚
アラスカ、夢のまた夢です。
じむくろうち
野田さんのエッセイは、率直にいうとワンパターンだが、それでも時々 読んでみたくなる。寅さんの映画と一緒だ。この場合、ワンパターンは決してマイナスの評価ではない。ワンパターンゆえにおもしろいのだ。
2016/01/18
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