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レッド・オクトーバーを追え 上 (文春文庫 ク 2-1)

レッド・オクトーバーを追え 上 (文春文庫 ク 2-1)

レッド・オクトーバーを追え 上 (文春文庫 ク 2-1)

作家
トム・クランシー
井坂 清
出版社
文藝春秋
発売日
1985-12-01
ISBN
9784167275518
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レッド・オクトーバーを追え 上 (文春文庫 ク 2-1) / 感想・レビュー

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absinthe

米国に亡命しようと試みるソ連最大最新鋭の潜水艦。亡命させまいとするソ連と潜水艦を入手したい米国の駆け引き。今ではロシアの軍事予算は大幅に衰退しているのだが、冷戦時代当時はこんな大型艦艇を多数保有しており、米国を向こうに回して大洋で対峙していたのだった。潜水艦の他、戦闘機、哨戒機、巡洋艦など作戦に参加する脇役に順番にスポットが当たって目まぐるしい。潜水艦に集中すればもっと緊張感が保てたのに。知識豊富な作家が全部詰め込もうとしたのか、やや散漫な印象も受けた。

2022/01/31

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

学生時代にはまりました。ジャックライアンシリーズ。亡命したソ連の新型原子力潜水艦を巡る米ソ両国の争奪戦。作者はかなりの軍事オタクとみえて、兵器に関する描写は細かい。ベルリンの壁が崩壊した今では、ここまでの緊迫感は難しいだろうな。いやしかし、この後このシリーズでライアンがあそこまで「出世」するとはこのころは思ってもみなかった。(笑)★★★★

zero1

静かな海の底で熱い戦いが始まった!舞台は米ソ冷戦時代。ラミウス艦長が率いるソ連の最新鋭潜水艦が処女航海に出た。実はこの艦には画期的な新システムが搭載されていた。だが、この艦は命令に背き独自の行動に出る。一方で米国もこの艦の動きを察知、タイラーなどが考察。ラミウスは何を考えているのか?米ソの綱引きはどうなる。84年に出たが、その輝きは今も失われていない。後の作品たちにも大きな影響を与えたクランシーのデビュー作でジャック・ライアンシリーズの秀作を再読。図書館で除籍にならないうちに紹介したかった。下巻に続く。

2019/12/12

megumiahuru

ついに満を持してジャック・ライアンシリーズに挑むことに。しかし満を持しすぎて、ソ連は無くなり、作者もみまかられました。30年の月日は多くのものを流し去っていくのですね。でもそれだけの月日が経っても、なお読者の手に汗握らせる作品の力はやはりすごい。幾つかこのシリーズを映画でも観ましたが、やはり本には重厚感がありますね。年度末の忙しさの中、ほとんど読む時間がとれませんでしたが、心は現実と潜水艦を行き来してました。ジャック・ライアン並に徹夜続きだけど、下巻へ行きます!

2014/03/26

トンちゃん

ジャック・ライアンシリーズの1作目。 今のところライアンはあまり出てこず、レッド・オクトーバーの写真を見つけてきて裏方に徹してる様子。むしろ主人公はラミアス艦長や部隊を指揮している提督たちなのではという印象。 とはいえ、現段階で本当にレッド・オクトーバーは亡命したいのか?それとも本当は別のことをしたいのかはっきりはしておらず、そこがミステリアスで非常に面白い。ライアンもそのうち出てきて何かしてくれるのかな笑 沈黙の艦隊(カワグチカイジ)の潜水艦ストーリーといい、面白い作品に当たれたのは嬉しい^^

2020/05/10

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