Aサイズ殺人事件 (文春文庫 278-2)
Aサイズ殺人事件 (文春文庫 278-2) / 感想・レビュー
saga
【再読】捜査第一課の刑事・佐村と妙法寺の住職は碁敵。佐村が抱える難事件を、碁を打ちながら住職の推理でスパッと解決。安楽椅子探偵ものの連作短編。毎回、住職の奇抜な質問を基に事件が解決される面白さ。「知っていますか」シリーズなど雑学の宝庫の著者の推理小説もまた楽し。
2021/09/02
takaC
話はどれも面白かったのだけど、本が古くなってて崩れないか気が気じゃなかった・・・
2014/06/07
MIKETOM
阿刀田としては唯一の(たぶん)安楽椅子型探偵もの(禅寺の和尚)。殺人事件が起こると刑事が和尚を訪ね、囲碁を打ちながら事件のあらましを語る。和尚は刑事に数個の質問をし、翌日刑事がその答えを持って再訪すると和尚がズバリ真相を語るというパターン。ミステリーそのものは平凡でどうってことはない。ただ、あれこれ茶々を入れながら囲碁を打つ場面とかはほのぼの。また、和尚の質問が突拍子もないもので事件とどんな関係が?と思うのだが、真相がわかると、なるほど!と納得するという趣向。ただ、突拍子もなさがやや強引でイマイチかな。
2019/06/06
a43
著者の経歴、現ご職業を知っているが、もとはミステリーを書いていた人だったのですか。恥ずかしながら初読み。囲碁をわかっていたらもっと楽しめただろうに。推理する方丈和尚の佐村刑事への質問が禅問答(和尚が一方的に突飛な質問をするのだが)ぽくて好き。自分の推理はサッパリだったけれど。殺人事件と坊さん、坊さん探偵いいよね。
2019/02/23
hanchyan@だから お早うの朝はくる
ブックオフでふと思いつき見付けたので再読。何十年ぶりだろう。全八話が、刑事が持ち込む事件の話を聞いた禅寺の和尚が、謎解きの前にいくつかの質問を投げかけた後にズバリ犯人を指摘、という全て同じパターンで、トリック自体はさほどでもないが、碁を打ちながら交わす二人のやりとりがなんとも妙味。あっという間に読み終わる、毒にも薬にもならない安楽椅子ものの本格連作短編。いや~。和む♪
2013/11/07
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