明日物語 (文春文庫 あ 2-11)
明日物語 (文春文庫 あ 2-11) / 感想・レビュー
KAZOO
なにげない生活や日常の中でふっと不安がよぎる、そんなことをうまく題材にして20の物語を紡いでくれます。本当に阿刀田さんはうまく物語の中に連れ込んでくれます。この中にはよく考えると結構怖いと感じるようなショートショートで構成されています。
2015/03/06
takaC
1992年8月読了。294か月ぶりに(単行本で)再読した。
1999/01/01
MIKETOM
一話15ページぐらいの短めの20作品。意外なラスト、ダジャレめいたもの、教訓的なもの、そして微かに幻想・恐怖譚。ま、いつもの阿刀田作品かな。『夜の底』夜中、大都会の地下を流れる誰も知らない河を手漕ぎ舟で渡っていく。♪男と女の間には、深くて暗い河がある、誰も渡れぬ河なれど…という歌を残しながら。なんか幻想的で微かに恐怖。妙に心に残った作品だった。『噓つき』のラストは笑った。律子は脱力だろうけどね。『剣の舞』疑心暗鬼→自滅→後悔。早とちりは命取り。相変わらずの阿刀田節。
2019/11/12
ペプシ
★★★ この人の本の書き方は主人公からの体験談を読んでいるかのような書き方なので非常に読み易い。内容もリアリティのある内容から最後にブラックジョークを混ぜて読んでる人をクスリとさせる。毎晩の楽しみとして読みました。さすがに全部が全部面白いわけじゃなくて、まぁ割合的には面白いのが1/3てとこかな?「美貌の人」、「嘘つき」、「薪を割る男」、「母にそっくり」が好み
2017/02/13
のっち
☆☆★ 『奇妙な味の菜館』という阿刀田氏の編んだアンソロジーに収録されていた「ホームタウン」に惹かれたので購入。この時はもう何度目かの再読だったかな?
2004/10/18
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