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母のたもと (文春文庫 み 2-2)

母のたもと (文春文庫 み 2-2)

母のたもと (文春文庫 み 2-2)

作家
宮尾登美子
出版社
文藝春秋
発売日
1984-01-10
ISBN
9784167287023
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母のたもと (文春文庫 み 2-2) / 感想・レビュー

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有沢翔治@文芸同人誌配布中

『一絃の琴』で直木賞を受賞した宮尾登美子が、土佐の風物について、創作について、生い立ちについてを語る。例えば、『一絃の琴』を思いついたきっかけ、太宰賞の受賞について、両親と結婚が自身の創作にどのような影響を与えたのか……。  創作のことばかりではない。土佐の食べ物についても触れられている。http://blog.livedoor.jp/shoji_arisawa/archives/51508603.html

2019/11/08

sawa

☆☆☆☆

2010/06/12

めっちー

太宰賞を受賞してから約七年の間に書いたエッセイで、近況・創作秘話・著者の昔話(特に幼少期)の話が中心である。著者が育った土佐の暮らしは興味深く読んだが、満洲での辛酸を嘗めた日々は戦争の恐ろしさがよく現れてる。母と生き別れたり、戦争に巻き込まれたり、親の反対を押し切って結婚したが離婚したりと波瀾万丈の人生だったが、後半生はささやかだが幸せな日々を送ってる。花街で育った影響もあり、戦前だというのに女性の自立を考えて手に職を持とうとして、進歩的な女性だった。女義太夫だった生母の歌唱を聞いた話が特に印象的である。

2022/04/15

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