新装版 パリ仕込みお料理ノート (文春文庫)
新装版 パリ仕込みお料理ノート (文春文庫) / 感想・レビュー
akogoma@灯れ松明の火@SR推進委員会
てっきり買ったまま読み忘れたかと思っていたのに、6年ぶりの再読だった(;^^)。。。案外覚えていないものだ(汗)。感じたことが全く同じだったことも含めて、出てくるシャンソン話の「欠片」でもわかるようになっておきたいものだ(ま、なかなか敷居は高いけど)としみじみ。
2019/07/18
ミス レイン
タイトルからレシピ本かと思いきや、オムレツ系半分異国系半分の普段通りのエッセイ。何冊か読んで来たけれど、食べ物の話でこれだけエピソードがあるのがすごい。もちろん一度メインテーマで扱われたものが導入だったり挿話だったりと繰り返されることもあるのだけど、使いまわしにうんざりするのではなく、確認というかさらに深く知ることができるように感じられる。今回は知人や仕事で関わったシャンソン歌手のエピソードが興味深かった。特に、トルネとジョセフィンが。良い時期によかれと思って始めたことが、境遇の変化と共に
2017/08/14
akogoma@灯れ松明の火@SR推進委員会
前半の「台所ずいひつ」がとても好きで、何度も読み返したくなる。レシピについてはもうちょっと詳細な分量がほしいとこだが、その背景とともに記されている文章ががまさに上質のオペラを見るようで、すばらしいアンサンブルになっている。後半のエッセイについてはシャンソンの世界に疎いため、時代を反映したどこかもの悲しい雰囲気の印象が強く、切なくなってしまう。
2013/01/28
サスケ
★★★★★ 積読本消化。 台所ずいひつは、もうおいしそうでおいしそうでたまらない。料理本作家としてもやっていけるぐらいではないですか。そしてレシピ本としても使えそう。まずはスープとサラダから試してみたい。 後半は音楽関係の話だが、歌がたまらなく好きな気持ちが伝わってくる。例えば歌う狂人では、その歌を素敵に思う心と歌い手を厭う心のせめぎあいが伝わってくる。 とにかく、著者は素晴らしい仕事をしてきた人なんだと賞賛の思いです。
2016/11/30
kuukazoo
シャンソンについては全く疎いというのもあって、あの有名なエッセイも読んでないが、この本は素直に楽しく読んだ。前半は料理、後半はシャンソン歌手のエピソードにまつわる話で構成。料理は試してみたいネタがいろいろ(「なすのイクラ」とか)。麻婆豆腐の説明が「お豆腐ととうがらしのきいたひき肉入りのくずあえ」という言い回しなのは昭和40年代ならではなんだろうか。
2014/10/19
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