翔べ麒麟 上 (文春文庫 つ 8-2)
翔べ麒麟 上 (文春文庫 つ 8-2) / 感想・レビュー
翔亀
「あまのはら ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも」。遣唐使で唐に渡って、遂に日本に戻れなかった阿部仲麻呂が日本を偲んだ望郷の歌とされるが、作家はそこにあこがれと恋の気配を読み取る。そこからこの壮大な物語が紡ぎだされた。唐の盛期、玄宗の治世、楊貴妃と安禄山の時代。阿倍仲麻呂は玄宗に請われ唐の高官として唐の歴史を左右する立場にいた(ある程度史実)。そこに遣唐使として訪れた吉備真備と、「広嗣の乱」の藤原広嗣の庶子の真幸(架空)が絡み、安史の乱に至る歴史を動かしていく。李白や王維も登場し、男性と↓
2017/04/12
akizuki_b
遣唐使の護衛士として唐に渡った藤原真幸の陰謀と剣と愛の物語。デュマの三銃士のアジア版っぽい話。
2010/01/28
yasu7777
★★★☆☆ 渋谷2643-345
2020/12/19
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