噺歌集 (文春文庫 319-2)
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噺歌集 (文春文庫 319-2) / 感想・レビュー
さっと
さだまさしというと、「あーあーあああああーあー」だけで北海道を表現したり、「愛は死にますか」と訴えたり、ときに関白宣言しては失脚したりする歌い手である一方、コンサートではよくしゃべる。あまりにしゃべりすぎるので、「噺歌集」なんていう、歌手からするとありがたいんだがなんだかよくわからない、ステージ・トークの本まで出てしまう。コンサートなりラジオなりでしゃべりを聞いたことのある人は、調子の良いリズムだったり、メリハリのつけ方だったり、絶妙なトーンがすぐに頭に浮かぶハズ。シリアスな楽曲群とのギャップがすごい。
2014/08/03
二分五厘
1986.5.10
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