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阿佐田哲也麻雀小説自選集 (文春文庫 あ 7-2)

阿佐田哲也麻雀小説自選集 (文春文庫 あ 7-2)

阿佐田哲也麻雀小説自選集 (文春文庫 あ 7-2)

作家
阿佐田哲也
出版社
文藝春秋
発売日
2002-12-01
ISBN
9784167323035
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阿佐田哲也麻雀小説自選集 (文春文庫 あ 7-2) / 感想・レビュー

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goro@80.7

「麻雀放浪記・青春篇」を含んで自選の短編と合わせた豪華本。やはり出色は青春篇のドサ健、女衒の達、上州虎に出目徳。店の権利書から恋人まで賭けて終戦直後とはいえ狂気のような世界で生きるばくち打ちの面々。その中で成長する坊や哲。どこまでがフィクションか分からないのは短編に収められた登場人物を考えると本当に居たのだと思う。生きるすべを麻雀に求めて取り込まれた男たちの末路は哀しくもあるが、そんな時代から現在のMリーガー達の活躍を先生は空の上から喜んでいるかな。

2022/10/26

GAKU

『麻雀放浪記 青春篇』と『雀豪列伝シリーズ』から9篇を収録した、阿佐田哲也さんの読み応えのある作品集。特に『麻雀放浪記』は多くの著名人の方々も絶賛している通り、ピカレスクロマン小説の傑作ですね。これを機に続編も続けて再読しようと思っております。『雀豪列伝シリーズ』も一癖も二癖もあるプロのギャンブラー達が登場。両作品とも過去何度か読んではいますが、何度読んでも楽しめます。久しぶりに阿佐田作品を堪能しました。

2023/02/15

hiroumononasi

かねてから読みたいと思っていた本。感想は… あまりピンと来なかった。結局積み込みとかイカサマありきの話じゃん。それよりは時代の雰囲気や雀士の生き様がヒリヒリするようで興味深かった。好きかと言われると全然なのだけど。

2021/03/17

三条京阪

「これがとられたら、俺ァ飢え死だ。面白ねえ!博打はこれだから面白え。死ぬも生きるもサイの目ひとつ、どうせなら、こんなふうに簡単に死にてえものさ!」

2020/05/26

uburoi

阿佐田哲也=色川武大がこの世を去ってどれくらいの月日が経つのか。時代は変われど阿佐田の小説のうまさは普遍だ。麻雀放浪記第1部はともかく他の自選作品もほとんど読んでいるはずとおもったが案外に全く覚えていない内容で、どうも初読らしい。これだけうまい小説が書ける作家、めったにいないしまだまだ読み尽くしていない作品もあるので、これからも大分楽しめそうだ。無論再読三読にも耐えうることも保証できる。

2014/07/06

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