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麻雀放浪記 3 激闘篇 (文春文庫 あ 7-5)

麻雀放浪記 3 激闘篇 (文春文庫 あ 7-5)

麻雀放浪記 3 激闘篇 (文春文庫 あ 7-5)

作家
阿佐田哲也
出版社
文藝春秋
発売日
2007-11-09
ISBN
9784167323066
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麻雀放浪記 3 激闘篇 (文春文庫 あ 7-5) / 感想・レビュー

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ホークス

色川武大こと阿佐田哲也の半自伝。3巻は20代後半の戦い。敗戦から10年。世の中が小綺麗になってきても、度々文無しになっては誰かから剥ぎ取って凌ぐ。「家だの会社だの国家だのなんて、みんな小汚ねえや」と言う青くささが、生活に飽きた者の欲と闘争心に火をつける。博打は人を変身させる麻薬。若い著者はその化身だ。ダメなら野垂れ死ねばいいと何度も呟く。安全など無いと思うのは、空気の苦手な私も似ている。勝負中に死んでドブに捨てられた出目徳の息子と出会う。以前の己れの様にギラギラして眩しい。著者も少しずつ老いてきた。

2023/06/16

reo

4、5日前より風邪を惹き38.5度の熱に魘される。鬼の霍乱とはこのことかと、改めて健康の大事さを噛みしめる今日この頃。それにも拘らずこの本を無理から読了したかといえば、ひとえに博打小説で年を越したくなかった由。年を跨ぐのはチト勘弁して欲しかっただけ。博打に負け素寒貧になった坊や哲はこう思う「とうとう八方塞がりだな。すると不意に笑いがこみあげてきた。空腹で、文無しで、行き場がない。ないことずくめだ。状態としては笑いとは無縁な筈だが、人間はこんなとき、案外笑い出すのかもしれない」と。皆さま良いお年を。

2017/12/31

tom1969

確かにクズかもしれない。逼塞するしかない博打打ちですが、共感するところまある。自分も若かりし頃48時間麻雀をして、人が牌に見えた。今思うと懐かしいし、その麻雀がボケ防止の遊びになったことが寂しい。解説の「阿佐田哲也」が「朝だ徹夜だ」に一人納得した。

2017/01/11

Book Lover Mr.Garakuta

【図書館】【速読】:生き様に共感は持てなかったが。他特筆時も無く。こんな人生もありかなと思いつつも、体が思うように動かなることに対する生活苦を問うた漢字の本でしたが。いかさま麻雀をする辺りはいただけないと感じながら読了。借りてきた本だけあって、得られた事も多く、面白くも有り、面白くもない、一冊でした。評価点的には★2個くらいかな麻雀良く分からないので、その面白みも半減しているのが原因だと思われますね。

2023/03/02

イズム(清瀬泉夢)

まさに激闘編。食うか食われるか、強いものが生き残れる。かけるのは金ではなく己の人生。そんな博打打ちのロマンを感じさせる一冊です。麻雀を知らない人でもある程度は楽しめると思いますが、ちょっと知らないとちんぷんかんぷんかもしれないですね。ただ麻雀を知っていればいるほど楽しめるのも確か。博打以外に生きれない男の孤独と覚悟が垣間見れる一冊でした。

2014/05/24

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