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田中ロッキードから自民党分裂まで 巨悪vs言論 上 (文春文庫 た 5-13)

田中ロッキードから自民党分裂まで 巨悪vs言論 上 (文春文庫 た 5-13)

田中ロッキードから自民党分裂まで 巨悪vs言論 上 (文春文庫 た 5-13)

作家
立花隆
出版社
文藝春秋
発売日
2003-01-10
ISBN
9784167330132
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田中ロッキードから自民党分裂まで 巨悪vs言論 上 (文春文庫 た 5-13) / 感想・レビュー

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AICHAN

図書館本。ロッキード事件と聞いて知っている若者はいないかもしれない。あのころは「記憶にございません」が流行語になったものだ。あんな事件を起こしながら田中角栄は選挙で大勝する。地元のために道路を作り鉄道を敷き橋を架け、田中は地元では英雄だった。田中がどんなに悪徳な政治家でもその地元では彼に票を入れる。こういう構図があるから、中央で事件を起こした政治家でも選挙で勝つことができる。衆院選や参院選は全国民の投票で行うべきだ。全国放送のテレビ等で候補は演説し、国民は投票する。そういうシステムができないものか。

2021/07/21

Nobu A

立花隆著書3冊目。暫く積読本として放置していたが、石原慎太郎著書「天才」を読了後、知識欲を満たす為に本著を手に取った。田中角栄が脳梗塞で倒れた時はまだ政治に興味がなかった高校卒業時。何故このような権力欲の塊で金の亡者が生まれたのか。事実を緻密に積み上げ、博識で様々な角度から切り込んでくる。しかも、分かり易く。田中角栄伝記が白々しく映る。石原慎太郎は何故こんな本を執筆したのか疑問に思う。本著は読み応え十分。下巻では何を語ってくれるのか楽しみ。「知の巨人」の凄さを再認識。そして、立花隆の逝去を惜しむ。再合掌。

2022/02/16

よしひろ

田中首相のロッキード事件を中心に糾弾していく。筆者の読書量はあまりにも有名だが、これだけ丹念に情報収集し、整理して論理展開していく様は、大変勉強になる。それにしても、法律があってもその解釈・主張の仕方次第で、人間の行為は白にも黒にもなるんだなと思った。

2015/06/21

こうきち

Kindle合本版で、やっと読了。立花さんが、こんなにしっかりと勉強しているということに驚いた。途中、田中角栄の頭とも比較して、独学に関することが書かれているけど、おもしろい。しかし、この時代の政治は、本当にひどい世界だな。

2018/09/10

みほちん

田中角栄のロッキード事件を中心に、田中がなぜこのような事件を引き起こしたのか、彼自身の政治手法や理念について丹念に掘り下げて書かれている。田中はあまりに負の遺産を今の日本の政治に残したことを冷静に分析している。それにしても貧しい幼少期を過ごしたことが、貧困に苦しむ人を救済することにはつながらないんだなぁと田中の生き方を知るとわかります。

2017/08/24

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