飽食時代の性 (文春文庫 た 6-8)
飽食時代の性 (文春文庫 た 6-8) / 感想・レビュー
i-miya
2014.01.19(01/19)(再読)田原総一朗著。 01/18 (解説=小田晋) 人間とは何か-人間とは他の人間に興味を持ち、人間とは何か、などと考える生物とでもいうことになるのだろうか。 人類の持つ知の体系は、(1)かつて呪術に始まり、(2)宗教、哲学、(3)さらには、心理学、医学、社会学と分化の道をたどる、(4)そのあげく、今日の専門化した人間諸科学の各領域は言ってみれば群盲が象をなでるに近いもの。
2014/01/19
i-miya
自然と社会の関わりの中である人間像を典型として浮かび上らせることが困難となっている。 現代文学はトータルな「世界の中の人間」を典型として描きだすという十九世紀リアリズム文学の問題意識を持ち続けているわけではない。 人間の在り方、他との引き比べの欲求はなくなってはおらず、その担い手は-ジャーナリズムが果たす。 トルーマン・カポーティ、佐木隆三、コリン・ウィルソン。 わが国、この手法のフロンティア・ランナーは、田原総一朗、立花隆、柳田邦男ということになろう。
感想・レビューをもっと見る