平成・日本の官僚 (文春文庫 た 6-11)
平成・日本の官僚 (文春文庫 た 6-11) / 感想・レビュー
jiangkou
他の小説と並行で、ブツ切りで読んだ。平成に近づくにつれて日本という国が停滞し始めていることが感じられ、それが本書の勢いの無さにも表れているように感じる。ちょうど社会党や市民派議員の管直人などが出てくる時代だが、そういう人たちも理想ばかりさけび、時代もそれを求め、結局どの省庁も事なかれ主義に終始し、改革が遅れた感が。その中でも改革派として橋本元首相などが登場するが、その後の失脚などはご存じのとおり。今の日本が抱える課題そのままが書かれている。
2016/03/21
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