海峡 (文春文庫 358-1)
海峡 (文春文庫 358-1) / 感想・レビュー
James Hayashi
青函トンネル工事をモチーフにした小説でありノンフィクションではない。プランはあったが洞爺丸事故で千人以上の犠牲者を出し、実現に向け動き出した世界有数の巨大事業。トンネル工事で犠牲者も出ているが、工事に関わった人達の人間ドラマを主体とした作品。トンネル開通直前に青函連絡船を利用した事はあるが、トンネルは未だ未使用。東京から電車で北海道は遠すぎる。しかし第2の青函トンネルの計画がある様だ。人口減少、経済縮小が見込まれる日本。地震も考慮すると不必要と思うのだが。
2019/06/07
たーくん
20年の歳月をついやす難工事、青函トンネル。〈穴掘り〉に命を賭けた男たちの凄絶なドラマを克明に描き上げた。貫通した時は読者も感動。
2011/03/11
くちびるむらさき
今では数秒で駆け抜けるところを数週間、数ヶ月かけて堀り進んだ人たちがいた。
2012/11/04
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