その細き道 (文春文庫 た 8-1)
その細き道 (文春文庫 た 8-1) / 感想・レビュー
りゅっく
一時高樹のぶ子にはまってまして・・・。設定は古風ながらもその描写は言葉の選び方に酔いしれました
Asayo
これも文学仲間のおじさんから譲り受けた一冊。勝手な先入観から、高樹のぶ子さんの小説は今まで読もうと思ったことがなかったが、表題作のデビュー作を始め、どれも良かった。女性の細やか、かつ、自分勝手な複雑な心情が風景描写などとうまく合わさって描かれている。
2014/08/26
まめちゃん
一人の女性と二人の男性、二人の女性と一人の男性、思春期の恋の再燃、男女間の機微を語る筆者の筆さばきには感服させられる。 女ごころには惑わされるし、逆に女性は反対に感じていることでしょう。だから人生は面白いのかな。
2017/06/10
harvest moon
表題作を読み直したくなって、何十年振りに手に取った。3つの中編からなる作品集だが、「その細き道」に一番惹かれた。そして不覚にも涙が溢れた。昔、テレビでこの小説のドラマ化されたのを見て、読んでみたのだが、今回も最後のシーンがドラマのラストとシンクロしてしまい、やはり泣けたのでした。残りの2遍も力作で、女性の視点で緻密な文章で物語を構築している。僕がこの作家にのめり込めないのは、その緻密さが読んでいて時に息苦しさに変わる為かもしれない。しかし、この作品集が傑作である事に間違いは無い。
2016/01/04
丰
Y-20
2005/03/19
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