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鬼女の鱗: 宝引きの辰捕者帳 (文春文庫 あ 13-6)

鬼女の鱗: 宝引きの辰捕者帳 (文春文庫 あ 13-6)

鬼女の鱗: 宝引きの辰捕者帳 (文春文庫 あ 13-6)

作家
泡坂妻夫
出版社
文藝春秋
発売日
1992-02-01
ISBN
9784167378066
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鬼女の鱗: 宝引きの辰捕者帳 (文春文庫 あ 13-6) / 感想・レビュー

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モリス

【88-18】7つの短編捕者帳。主人公の宝引きの辰はあくまでも脇役という感じでしたが、粋で人情ある配慮も度々ありトリッキーな物語を冗長にならないようにサラッと描いていて読後感は爽やか。著者が奇術師兼愛好家なのでそういう味付けになるのも頷けるなと。淡々とした物語の中に江戸情緒が合わさって私には塩梅が丁度よかった。絶版なのが残念です。人情ものはやはり現代を舞台にするよりも粋な感じが出るので捕物帳が昔から人気があるのは当然ですね。時代ものにも興味があるんですが、積読量を考えると我慢ガマンなのです。忍忍

2017/08/01

みお

短編それぞれすべて語り手が違う捕物帳。おもしろかった!ミステリ仕立ての話もいいし、悲しくも情の厚い話がよかった。

2012/03/25

Tetchy

追悼泡坂妻夫氏。自分としては生まれて初めて読む時代小説ということで期待はしていたのだが、特にこれといって興趣を惹くような所は無かった。文体が丁寧語で形成された敬体であったためか、泡坂得意の下町人情物、もしくは恋愛ミステリほどには情感は湧き出てこなかった。まあ、つまりは期待外れという事か。

2009/02/21

ケイスケ

捕者帳だが、辰はたまたまその人々の人生に関わるだけ。主人公はそれぞれ別にいる。着物、小物、江戸情緒等書き込んでいるが、この分野に関しては不案内、残念ながら十分に楽しめない。でも泡坂さんらしさは随所にうかがえる。文庫になっている5冊は買い込んだので、ボツボツ読むつもり。

2016/03/09

shiaruvy

★4.5 [1992.02.10 初版] 『半七』意外は何年か封印していたが,とうとう「捕り物」にまた手をつけてしまった。 このシリーズ6冊皮切りに『夢裡庵』3冊,都築版『なめくじ』11冊,久生版『顎十郎』に仕上げに『半七』にランダムで雪崩れ込む予定..。 残り寿命を鑑みて,今回は横溝翁『佐七』と胡堂版『銭形』は止めておくことにした。あわわ(T_T)

2013/02/09

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