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自来也小町: 宝引の辰捕者帳 (文春文庫 あ 13-9)

自来也小町: 宝引の辰捕者帳 (文春文庫 あ 13-9)

自来也小町: 宝引の辰捕者帳 (文春文庫 あ 13-9)

作家
泡坂妻夫
出版社
文藝春秋
発売日
1997-06-01
ISBN
9784167378097
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自来也小町: 宝引の辰捕者帳 (文春文庫 あ 13-9) / 感想・レビュー

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真理そら

「自来也小町」は思いがけないところに犯人のヒントがあるのが楽しい。このシリーズには人情と粋を教えられている気がする。きっと作者は粋な職人さんなのだろうなあ…

2018/01/16

Tetchy

気付いたのは簡素な文体に宝引の辰の優しさが見え隠れすること。また江戸町人の日々を生きる逞しさが存分に描かれている事。やはり泡坂妻夫は粋な作家だ。

2009/05/07

mtk

文庫版じゃないですが、一応こちらで感想メモ。 自来也モノの一環として読んだのですが、副題にもある通り主役は自来也ではなくて、『宝引の辰』という岡っ引(警察官的な役職)が江戸に起こる様々な事件を解決していく短編集。 …こうやって書くと、ミステリーかな?って思うけど、推理物にあるトリックとかはないので、やっぱりチャンバラ要素が無い時代劇かなぁと。 主題の『自来也小町』は、ちゃんと自来也の元の要素の解説もちゃんと会話文で含ませていて、物語という観点以外でも楽しめました。 …もっと長編でじっくり読みたかったなぁ。

2017/04/05

朱音

どこから読んでも楽しめる本なんだけど、今回の中の「夜光亭の一夜」という一編には、「夜光亭浮城」という女性の手妻師が出てくるんだけど、泡坂ファンならあれ?と思うこの名前。この女性、後に曾我佳一郎という人の妻となるという…そう、その名前から想像するのは作者のシリーズ物のヒロインのご先祖にあたるのでは?とか考えたりして。こんなところにもお遊びが隠されているのは作者がやはりマジシャンであることと無関係ではないと思う。

2003/01/07

一柳すず子

表題作の、自来也小町ちゃんが実際に賊を見て憑き物が落ちたみたいになったのが印象深かった。

2015/02/02

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