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レ・ミゼラブル百六景 (文春文庫 か 15-1)

レ・ミゼラブル百六景 (文春文庫 か 15-1)

レ・ミゼラブル百六景 (文春文庫 か 15-1)

作家
鹿島茂
出版社
文藝春秋
発売日
1994-07-01
ISBN
9784167389031
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レ・ミゼラブル百六景 (文春文庫 か 15-1) / 感想・レビュー

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ごへいもち

面白かった。原作?を読むのは手強そうなのでまずはこちらから。

2013/01/27

ヨーイチ

良書に巡り合った感激ひとしおである。この人ヤッパリ凄い。(ジャン・バルジャンではなく、鹿島茂ですよ)『為になる』という言葉がピッタリ。出来れば書斎や読書室で女中の淹れてくれた紅茶を喫しながら読みたい。そんな夢想を促すのも作者の構成と挿し絵が素晴らしいからだ。雑学と教養の間を彷徨いながら昔読んだレ・ミゼラブルが蘇る!というのは嘘で、自分が並の中学生だった事を確認しただけだった。報告したい薀蓄満載なのだが字数が尽きた。残念。

2012/08/03

viola

読もうか迷ったけれど、著者が鹿島茂氏ならば・・・・。あらすじを追っていきつつ、その当時の時代背景を教えてくれる本。それなのに、鹿島氏の腕がいいため再び感動し涙してしまう。私はイギリス文学が専門で、あまりこの時代の歴史は知らないのでとても勉強になりました。やはり、文学作品を理解するうえで欠かせないのがその歴史や文化ですよね。これを知らなくて何が分かるのと思ってしまう。そんな方にはお勧め。でも、間違っても原作未読で読んだら面白さ半減・・・・どころでは済まないので、読み終えてから。出来れば読了直後にどうぞ。

2012/01/01

入江大和

昔、本も読んだし(福音館童話ですが)、映画、舞台を観たので、何もかも分かったような気になっていた自分が恥ずかしい…。当時のフランスの時代背景を挿絵を資料としつつ、とても分かりやすい文章で紹介してくれました。ジャン・バルジャンとジャベールの根は一緒なのかと思うと、ドキドキです。個人的にはコゼットとエポニーヌの比較。完全受け身のコゼット、不幸だけれど自由なエポニーヌ。ユゴーの筆も迷ったんだろうな…。「作品は読まれなくなっても、人物は生き残る」この言葉に感動しました。

2013/06/01

銀華

もう少しで映画がやるので、原作を読もうとしましたが、時間が無いので、友人から薦めてくれた本書で読むことにしました。当時のフランスの背景も説明され、物語の挿絵が入っているので想像し易く、解説も読み易い上に頭の中にスッと入るので良質な解説書でした。薦めてくれた友人に感謝です。どの登場人物も人間味があり、ユゴーの現実とリンクした部分もあって、そうなのかと考えさせられました。登場人物の中ではジャン・ヴァルジャンが好きです。時間があったら原作の方も読みたい。

2012/12/03

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