マフィアの噺 (文春文庫 と 5-5)
マフィアの噺 (文春文庫 と 5-5) / 感想・レビュー
高橋 橘苑
マフィアといえば、映画「ゴッドファーザー」を連想する。著者は本書で、自由の女神を見るコルレオーネ少年に自分を発見し、親近感を持ったと書いている。ゴッドファーザーはノスタルジアの作品だと「タイム」は論評した。確かにマフィアには、ノスタルジアを感じさせる何かがある。ノスタルジアに耽るのは良くないと言われるが、それは過去の世界に生きる、ナルシズムに似ているからなのか。過去から未来へと流れる大河の群れの中で、確かに生きたという微かな、しかし確かな実感を刻みたいと願いなのだろうか。それも又、アメリカ史の一面である。
2015/08/03
わたぼう
イタリアとアメリカのマフィアについて。できれば正業に就きたいというのは日本のヤクザでも聞いたような話。要約されていた訳書や「ゴッドファーザー」にも興味がわいた。
2019/02/07
i-CHIHIRO
お気に入り度★★★☆☆
2018/03/30
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