やがて冬が終れば (文春文庫 419-2)
やがて冬が終れば (文春文庫 419-2) / 感想・レビュー
はつばあば
男にとっていつが冬だったのだろう。サラリーマンになってから・・公平と出会うまで自分が自分では無かったのかもしれない。あの公平の餓えたような・・まるで自分の若い頃に出会ったような懐かしさと危うさを兼ね備えたあの時代。学生運動・・あの頃誰もが悩み傷つき狼のように遠吠えをあげたものだ・・。学生時代の友が殺られた。やり返した浅川には冬はもう終わったのかもしれない
2018/05/05
背番号10@せばてん。
【1984_直木賞_候補】1992年9月19日読了。あらすじは忘却の彼方。(2022年4月3日入力)
1992/09/19
たーくん
再読→→→「心の中にいた獣がはじめて自分で疾走する荒野を見つけた!」上役の女性関係のスキャンダルもみ消し工作で出会った19歳の少年と殴り合いの死闘を演じたことで、かつて学生運動に命をかけた青春の日々が甦った!今まで眠っていた“獣”がめざめた!男の生きざまを鮮烈に描くハード・ロマン衝撃作。
2018/10/09
ツカモトカネユキ
1984年の作品。作者の昨品の定番中の定番と言える展開の物語。割と初期の作品なので、原型かと思います。ひょんなことから中堅商社のサラリーマンになった男が、解き放たれていく様が描かれます。サラリーマンとはいえ、特命的な動きが多く、その動きからの発展で事件に巻き込まれていきます。その事件をきっかけに若い頃の自分を思い起こさせる少年との絡みで思い出し、最終的に解き放たれます。定番中の定番ですが、気持ちよく読むことができました。原点回帰の清々しさを感じさせる作品です。
2019/07/28
ペペロニ
面白かった。主人公と礼子の関係が好きだった。主人公と公平の序盤の格闘シーン、これが素晴らしく、熱かった。
2014/06/04
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