白日 (文春文庫 き 7-9)
白日 (文春文庫 き 7-9) / 感想・レビュー
はつばあば
北方さんには珍しい作品かなと。先日読んだ「殺人調香師」と同じく・・母がポイントなんですよねぇ。昔小型船舶の免許を持っていたが海に出るなんて、金槌の私には琵琶湖が無難やしとか思いながら、ルアーも作ればよだれの出そうな料理も造るこやつ何者ぞ!面打ち師?。人形や能面など・・私には娘達より怖い物だ。自分自身と向き合う事を避けてきたツケだろうな。彼の作るルアーを求めて来る男・彼の作る能面を求める女。三村と言うワイン好きの男。なんの事件も起きないのだが、魚釣りと料理の間にこれらの人物が醸す雰囲気。絶対お勧めです!
2018/05/01
たーくん
鑿を捨て漁師になった面打ち師の深層を描く。
2010/09/13
まぁにぃ
いい意味で期待を裏切られた本。 男同志のドンパチもなく、静かにストリーが展開。 天才若手面打ち師が、なぜ漁師を始めたのか。 なぜ、ルアーを作るのか。 ルアーを通して、何を見ているのか。 面打ちを再開し、そこから見えたものは? 外側の起きたことを、そこに集う人々がそれぞれ内側を見ていく先には?
2013/08/06
冬薔薇
海釣りとルアー作りが印象的。
2009/01/17
やまやまやま
よかった。芸術家がこんな風に作品を仕上げたり、独学なのに評価されたり、ぶっ飛んでいたり、するのかは知らないけど、こんな人もいるだろな、と妙に思った。みんなどこかオカしい。哀しそう。人が死んだりしなくても、重たい作品だった。
2024/02/15
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