アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」 東條英機 処刑の日 (文春文庫 い 17-17)
アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」 東條英機 処刑の日 (文春文庫 い 17-17) / 感想・レビュー
yoshida
今上天皇の誕生日に、わざわざ東条英機らA級戦犯の死刑を執行した米国。暗号という程ではない。昭和天皇から今上天皇の御代になっても、日本国民が戦犯を思い出すようにとの意味。米国の洗脳が上手く行き過ぎて、あまり意味を為さない日本。それより敗戦から憲法制定、東京裁判についての記述が興味深い。戦争と戦争権の放棄は幣原喜重郎が言い出したり、押し付けの憲法でも外的の侵入を撃退したり内乱を鎮圧する自衛権は当然に認めていること等。自衛権は当たり前の記述。その後の日本が過剰に反応したのだ。自分の国は自分で守る。当然だと思う。
2019/02/01
AICHAN
図書館本。何を書きたいのかしばらく読み進めてもわからず、首を傾げながら読んだ。ポツダム宣言受諾後、陸軍の青年将校たちが徹底抗戦を合言葉に天皇や皇太子を拉致する動きがあった。幸いどちらも未然に防げた。皇太子(今の上皇)は英語の家庭教師からジミーと呼ばれていた。ジミーの誕生日は12月23日。昭和20年のその日、東條英機が絞首刑になった。これは米国の暗号だった…。ほんまかいな。日本国民が戦犯を思い出すようにとそういう暗号を刻んだという話だが、東條英機が絞首刑になった日なんて誰も知らないんじゃね?
2021/11/11
yamahiko
たまたま天皇陛下のビデオメッセージの後に購読。メッセージに込められたピースが一つ嵌まった感あり。
2016/08/11
金吾
× うーん というのが感想です。書いていることにあまり中身を感じられませんでした。私には合わなかったです。
2020/11/16
さっと
刊行履歴は単行本『ジミーの誕生日』→文春文庫『東條英機 処刑の日』(本書)→中公文庫『昭和23年冬の暗号』で、同じ著者・同文庫の既刊『昭和16年夏の敗戦』とつなげて中公もうまいことやるなあと感心していたら、本書あとがきで著者自身が「昭和16年~を前編とするならこちらは完結編」と言っててワロタ。と言っても単行本・文春文庫共通のサブタイトル『アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」』が最もわかりやすい。平成の天皇誕生日とA級戦犯の処刑日の符合。マッカーサーの念入りなこと。まさか退位によって祝日でなくなるとはね。
2022/05/04
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