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てんのじ村 (文春文庫 な 16-2)

てんのじ村 (文春文庫 な 16-2)

てんのじ村 (文春文庫 な 16-2)

作家
難波利三
出版社
文藝春秋
発売日
1987-07-10
ISBN
9784167432027
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てんのじ村 (文春文庫 な 16-2) / 感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

直木賞】「てんじの村」だと思って検索していたら図書館に所蔵がないので諦めていた。ふとみると、天王寺(てんのうじ)だから「てんのじ」がっくり。演芸が題材の大阪の物語。寝屋川市に笑魂塚。

2014/05/08

はらぺこ

大阪の漫才師の話。自分が大阪人やからか十分に楽しめた。今まで読んだ戦後の話の多くは東京が舞台やった気がする。会話は大阪弁やけどト書き等は標準語やから誰でも楽しめると思う。今で言うコテコテの大阪弁やなく古き良きコテコテの大阪弁。 自分の年齢では主人公の芸を見ても笑わんと思う。ホンマにドジョウ掬いでゲラゲラ笑えるんやろか? ホテルで手を繋ぐ場面は最高に良かった。 とりあえず関西人で感想を書くのが上手い人に読んでいただきたい。それでユーザー数を増やして欲しいです。 オススメです。

2011/03/17

背番号10@せばてん。

【1984_直木賞】1987年8月14日読了。あらすじは忘却の彼方。

1987/08/14

あかつや

戦争で焼け出された上方芸人たちが肩寄せあって暮らすてんのじ村。新しい時代の波に乗って出世してそこを出ていく者もいれば、いつまでもうだつが上がらぬまま居つく者もいる。些細なきっかけでこの道に入ったシゲルはいつの間にか村の最年長芸人となっていた。いやあいい話だった。読んでいてあたたかい気持ちになったよ。芸人たちは貧しくて、辛いことや悲しいこともいろいろやってくるんだけど、それでもみんなで支え合い、明るく笑いながら日々を生きていく。そういう優しさと力強さに励まされるなあ。彼らの芸がどんななのか見てみたかった。

2022/05/21

リトル・リン

古き良き大阪が舞台ですが、私達は知っています。TVの登場で舞台演芸が廃れて行くのと前後して、大阪自体の勢いもこの辺りか、この少し後まで。しかし、舞台芸人達は生き続けています。逞しさと同時に、したたかさを感じるその姿は、大阪の在り方そのものです。町も人も、寂れようともとにかくしぶとい、そして元気。今現在の大阪に必要な要素です。

2015/12/04

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