キャッツアイころがった (文春文庫 く 9-3)
キャッツアイころがった (文春文庫 く 9-3) / 感想・レビュー
papako
ずっと読んでみたかった黒川初期作品。佳作2作の後のサントリーミステリ大賞受賞作なんだ。読みづらかった!会話とか言葉遣いが古い。登場人物も多く、殺人、宝石密輸、絵画模写、などなど色んな要素がてんこ盛り。探偵役の女子大生達もむちゃくちゃだし。キャッツアイってそんなに高いんだ!需要がないのに高いんだ。よくこの作品に大賞だしてくれました!このあたりから専業作家になられたのかしら。それなら、ほんと感謝ですね。章ごとの終わり方に今の黒川さんの感じがしてニヤリ。ま、ルーツを知りたいってことで。
2019/02/05
再び読書
黒川氏の初期の作品。疫病神シリーズや「後妻業の女」に満ち溢れている毒々しい関西弁は控えめでした。二人の女子大生がインドに謎解き旅行を敢行するのは、若干無理がある。また最近はキャッツアイという宝石もとんと名前を聞かない。今読むと全く違う作家の作品に感じる。これが懐の深さか、作風の変化はこれから氏の作品を読み進め、謎が解けると思われる。また、読み手の問題でもあるとは思われるが、最後のまとめ方がバタバタ感があり、落ち着かなかった。次も、別の作品に挑戦しましょう!
2018/08/20
背番号10@せばてん。
【1986_サントリーミステリー大賞】【1986_週刊文春ミステリーベスト10_3位】1990年3月13日読了。今年度の直木賞作家、黒川氏の初期作品。約30年前の作品とはいえ、登録人数の少なさに茫然。なんと自分が13人目。
1990/03/13
sin
kindle版。30年も前の作者のほぼデビュー作に近い作品らしい。京阪地区に起きたキャッツアイが絡む連続殺人事件とそれに関わり謎解きに繰り出す美大生たち。軽くさらっと面白い。この頃はPC,メール、携帯、スマホがほぼ無いのよね。
2017/05/21
りょうけん
☆3つ 1986年頃の作品。直木賞作家黒川博行の実質的なデビュー作となるらしい。 そして、めづらしく文庫で読んでいる。普段わほとんど文庫本は読まない。久々に読むと、軽くて読み易い。ただちょっと字が小さくてかなり目が辛いかもな。 物語は面白い。先に直木賞作品の『破門』や最新刊の『勁草』果てはエッセイ『大坂ばかぼんど』をなどを読んだので、それらとの違いも色々有っておもしろい。 大阪弁バリバリの京滋、いやまちごうた刑事ものである。但し今回のお話は京都美大の女子大生の二人が主人公。刑事の出番はあま
2015/08/27
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