わが孫育て (文春文庫 さ 18-16)
わが孫育て (文春文庫 さ 18-16) / 感想・レビュー
じいじ
この佐藤愛子さんの「孫」エッセイは、「寝しなに少しずつ…」と読みはじめたら、あまりの面白さにそうはいかなくなりました。さて今作の主人公、愛子おばあちゃんの娘の娘である「桃子ちゃん」は小学2年生です。近頃の子供の意識は、むかしと違って無邪気でないオトナ並み!とおっしゃる。愛子おばあちゃんの意見に私も同意します。とにかく、何処を開いても「孫」のお話で面白いです。
2024/04/15
かいちゃん
200ページくらいまで、すんごい笑えた。声を出して笑った。ウィットに富んでいた。それからの100ページほどは、今の日本を憂うことばかりだったので、ちょっと沈んだ。
2020/01/07
baba
題名になっている「わが孫育て」は、桃ちゃんとのやり取りが楽しく、少ないのが残念ですが、他のエッセイ「日本人の底力」や「国を愛してどこが悪い」など痛烈で愛子さん節が健在で楽しく胸がすっと軽くなる。
2016/12/21
パフちゃん@かのん変更
佐藤愛子80歳エッセイ。今どきのばあばは孫にとてもやさしいが、愛子さんの強気の孫育てが気持ちいい。一カケ二カケ三カケテのてまり歌?は、私もよく似たのを歌っていた。今の子はそんなの知らないよね。
2021/08/19
やじ
タイトルに不満あり!愛子先生が複数の雑誌に書かれたエッセイをまとめたものです。最終章「国を愛してどこが悪い」には心から同意しました。今の世の中では「愛国心とは、国の繁栄の為に他国を侵略することだという定義に変わったらしい」と嘆き、戦争の苦労話をするだけでなく、敗戦にへこたれず国を復興させた発奮力の見事さを伝えるべき(特に教育で)と説く。池上彰氏監修の副読本(表紙に彼の写真付き…)が進学校で使われているようでは希望も打ち砕かれる。どこまで弱体化していくのか心配でたまらない。
2021/08/19
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