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沈黙者 (文春文庫 お 26-4)

沈黙者 (文春文庫 お 26-4)

沈黙者 (文春文庫 お 26-4)

作家
折原一
出版社
文藝春秋
発売日
2004-11-10
ISBN
9784167451059
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沈黙者 (文春文庫 お 26-4) / 感想・レビュー

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KAZOO

連城さんと阿刀田さんの本の再読がとりあえず終わりに近くなってきたので、折原さんの作品の再読に取り掛かろうかと思っています。この作品は、あとがきでも書かれていますが、黙秘権を行使した人物が実刑を受けるという実際にニュースとなった話と殺人事件を絡めていく叙述ミステリーです。いつもながらパターンは比較的わかりやすいのですが、頭の体操という感じで私は好きです。

2015/06/22

サム・ミイラ

初折原一。叙述ミステリーの旗手ということで手に取ってみる。確かに上手い。実際に起きた事件を題材にしているだけあって、ノンフィクションのような運び方だった。私は名前や住所を最後まで名乗らなかった被疑者に疑問や違和感はない。そういう人がいてもおかしくない世の中だし実際にいたらしいし。それよりもこんな理由で何人も殺害出来るものなのか、そちらのほうが気になってしょうがなかった。シンプルなストーリーも書き方や構成の力で難解となり得る、お手本のような作品ではあった。

2015/05/26

ダイ@2019.11.2~一時休止

~者その8。動機がイマイチな感もあるが面白かった。

2013/12/30

nobby

折原作品の中では比較的スーッと読めた感じ。一家連続殺人をめぐる様子と単なる万引きなのに頑なに名乗らない“沈黙者”、基本的にこの2つの場面が交代で描かれる。全く関連性を見出せないそれらがどう絡んでいくのかが気になり一気読みだった。そこに時系列な仕掛けがあるのには気付くのだけれど、真犯人には届かず…怪しい人物背景を描いて、きちんと伏線回収していくのはさすが。ただ彼がそこまで沈黙した動機はあまり語られず残念。それでも最後は恒例の心地よい騙され感があって満足♪

2015/10/13

アッシュ姉

埼玉で立て続けに起きた二つの一家惨殺事件。池袋で逮捕され裁判にかけられても自分の名前を語ろうとしない万引き犯。殺害事件は同一犯による犯行か。万引き犯が身元を明かそうとしない理由は、事件への関与は。タイトルの「沈黙者」の正体も全ての真相も、最後の最後まで分からなかったが、そこにいたるまでが長く、辿り着いた時の感動が薄れて残念。伏線は見事に繋がって納得だが、沈黙していた理由が弱い。動機についても意外性に欠けた感じが否めない。と偉そうに言っておりますが、騙された者の遠吠え~ということで許してください!

2014/10/15

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