ニューヨークでがんと生きる (文春文庫 ち 2-6)
ニューヨークでがんと生きる (文春文庫 ち 2-6) / 感想・レビュー
かずかず
ニューヨークに引っ越してもスタンスは全く変わらない著者に感心してしまう。むしろ水を得た魚のよう。アメリカの保険制度は厳しく、おそらく経済的にもらくでない中、生き生きとがんといきている。死ぬまでを記してある高校時代の同級生のジャーナリストによるあとがきもよかった。
2012/09/02
アルゴン
★★★ 筆者はアメリカと肌が合う人なんだろうな、とまず感じました。今から30年近く前に、ここまでアクティブにがんと生きる生活をしていたのはすごいことだと思います。ニューヨークの生活がわりかし快適そうに見えるのは、周りの人に恵まれたところもあるかと。
2014/08/13
刺繍好きの糸ちゃん
確か、大学生のころに読んだ。がん治療に取り組みながら、病院と自分のアパートメントを行ったり来たりしながら、自分の人生を積み重ねていくニューヨーカー、ニューヨーカーのひとりになった千葉敦子さんに、「がんとはどういう病気か」という考えを得た。先ほど、女優の川島なおみさんが亡くなったというニュースがあった。特に思い入れのある女優さんではないが、間際まで、笑顔をこわさずに人前に出た、頑張り抜いた、という点で、敬服する。彼女の闘病を支えたご主人としては、もっと看病させてほしかった、という思いは残したかもしれない。
おいどん
ジャーナリストとして生きていくコツに興味がある。俺は目的型と流され型の中間。むしろ流されがち。
2012/02/06
感想・レビューをもっと見る