溺れる人魚 (文春文庫 し 17-8)
溺れる人魚 (文春文庫 し 17-8) / 感想・レビュー
gonta19
2011/2/15 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。 2023/8/31〜9/2 12年ものの積読本で2年ぶりの島田作品。 「溺れる人魚」、「人魚兵器」、「耳の光る児」、「海と毒薬」の4篇。一番ミステリっぽいのは表題作か。耳の光る児はかなり強引。まあ、島田さんらしいと言えばらしいが。
2023/09/02
yumiDON
一応御手洗さんは登場するのだが、本格ミステリーというよりはノンフィクション風社会派ミステリー?かな。個人的には、扱っている題材や時代は好みなので、面白く読ませてもらった。うまくできた話やエンターテイメント性、ドキドキハラハラはないのだけど、読み始めたら手が頁に吸い付いて離れない吸引力。物語のトーンが自分にあっていたようです。4篇の連作、ではないけどどこか関わりのうっすらありそうな短編集。「人魚兵器」「耳の光る児」が好きです。
2016/01/13
いっくん
『溺れる人魚』トリックはそんなに、そんなに。実際にあった事件がモチーフとなってるとの事。恐ろしい事件でした。『人魚兵器』悍ましい。ポルシェにこんな歴史的背景があったのか。『耳の光る児』これはもう“生物”の勉強をしているような。ミトコンドリアとか、懐かしい。大モンゴル帝国のロマン。『海と毒薬』“異邦の騎士”賛歌。全体としてミステリ色は薄め。人魚にまつわる短編集。色々と知らないことが多く勉強になりました(^_^*)
2018/08/18
coco夏ko10角
御手洗潔シリーズ、短編集。どれも御手洗が外国に行ってしばらくしてからのお話。『人魚兵器』がよかった。
2017/04/01
シルビー
人魚がキーワードの短編集。摩天楼の怪人や過去作品でも人魚が出ているあたり、島田氏は人魚に興味があるのだろうか、なんて思ったり。科学的なお話や歴史的なお話が多く、ミステリは少ない印象。とはいえやはり読ませる文章です。歴史の裏側とか歴史の考察が読めるのは素直に面白い。表題作の溺れる人魚が個人的に一番良かったです。
2018/10/16
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