私を抱いてそしてキスして: エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録 (文春文庫 い 23-3)
私を抱いてそしてキスして: エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録 (文春文庫 い 23-3) / 感想・レビュー
佐島楓
著者はあるHIVポジティブの女性とボランティアで過ごす時間を持つようになる。自らの中に存在するエイズへの偏見、葛藤。やがてそれは克服され、女性との純粋な友情に変化してゆく。壮絶な病状の実態にも圧倒されたが、題名が示すとおり患者さんがもっとも求めていることはエイズ患者としてではなく対人間としての温もり。病名がついたからといって人間扱いされなくなってしまう苦しみを思うと胸が詰まる。まっすぐに向き合った著者はとても誠実なかただと思う。
2012/11/29
OMO
面白さ:○ 興味:○ 読みやすさ:○ 新鮮さ:○ 文学的云々:×
2023/05/31
c3po2006
★★
2016/12/15
ゆきねこ
アメリカでエイズ患者さんのボランティアを行いエイズについて認識を深めた作者のお話です。
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